うそこ大学
おばさん学~動物柄理論2~
人はなぜ、宇宙へ思いを馳せるのか。
おばさんはなぜ、動物柄を着たがるのか。

私がおばさん学を研究してはや3年。
その一つの集大成としてここに研究結果を発表したいとこの前いいました。
その前にまず、言っておきたいことがあります。

お父さん早く帰ってきて。


では本題に入る。
おばさんが動物柄を好むことは前回のデータで明らかになったのだが、
果たしてそれはおばさんだけのことなのだろうか?
果たして動物柄を好むおばさんの年代とは?
そんな疑問がカップヌードルを待っている間にふと頭をよぎったので
早速実験してみた。


用意した実験対象は以下の100名。
・10代以下から90代までの女性を各世代10名ずつ。
・野島伸司1名。※1

※1野島伸司が入っているのは、90代の女性がどうしても9名しか集まらなかったためである。


実験内容は実験対象をカラオケボックスへと言葉巧みに誘い出し、
トイレに行くと言って外に出て、
予め用意しておいた20センチ四方の動物柄の布を部屋の中に投げ入れ、
その反応を伺う、というものである。



上記がこの実験の結果だ。結果だ。
全体的には大方の予想通り50代を頂点とした綺麗な山形となった。
ただし、60代から飛びつきが悪くなっているように見えるが、
それは体力の低下に伴い、飛びつきたくても腰や関節の痛みから飛びつけないだけで、
その目からは動物柄への執着心は決して衰えていないように思えた。
10代以下の反応が多少良いのは、柄というよりも動物に対する反応だという見解で一致している。

ここでがっかりなのは野島伸司だ。
動物柄に眉ひとつ動かさず、「碧いうさぎ」を熱唱する始末。
ここで急遽、研究員に連絡を入れて動物柄以外の写真をプリントした布を持ってこさせた。
その結果がこちらである。



まぁこちらに関してはあくまで余興で私もこの実験については時給が出なかったもんで、深くは追求しないが、帰りに鞄の中にあるはずの斉藤洋介柄の布が紛失していた、ということだけ報告しておこう。


さて、今回の実験により年代別の動物柄反応度が明らかになってきた。
では、なぜおばさんは年を重ねるごとに動物柄への思いが強くなっていくのか?
おばさんの数と動物の数に関係性はあるのか?
動物柄を一体どこで入手しているのか?
価格はどうなっているのか?
それを買うおばさんをおじさんはどのような目で見ているのか?
息子は?娘は?
・・・興味は尽きることが無い。


おばさん学の異端児的存在スブタニ・パインヤーネ博士は言った。

「おばさんはおじさんじゃない。決して。決してね・・・」

この言葉に深い感銘を受け、私はこの道に足を踏み入れてしまった。
深く険しいこの道に・・・。

ではまた次回。